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SCENARIO 01·財務·審査・照合

400件超の明細がある請求書は、熟練者でも照合に35~60分かかります

仕入先から請求書が届くと、財務担当者は請求書の品目と伝票番号を ERP の検収明細と1件ずつ照合します。各品目が検収済みで数量も一致していることを確認してから、ERP で消込(支払承認を完了)し、経理部門へ支払いを依頼します。

照合作業自体は難しくありませんが、件数が多いことが問題です。すべての明細を確認する必要があり、1件でも見落とすと誤払いにつながる可能性があります。請求書が増えるほど財務担当者が明細確認に費やす時間も増え、判断が必要な差異が大量の一致項目に埋もれてしまいます。

ひと目でわかる

これまでのやり方

  1. 請求書の品目と伝票番号を読み取る
  2. ERP で検収明細を確認する
  3. 1件ずつ照合して差異を抽出する
  4. 確認後に支払いを承認する

かかる時間

35–60分

熟練者でも、400件超の明細がある請求書1枚の照合にこれだけの時間がかかります。すべての明細を人が確認する必要があり、1件でも見落とすと誤払いにつながる可能性があります。

AI Agent に任せた後

  1. 請求書の品目と伝票番号を読み取る
  2. ERP で検収明細を確認する
  3. 1件ずつ照合して差異を抽出する
  4. 確認後に支払いを承認する人による承認

請求書の読み取り、検収明細の検索、1件ごとの照合は AI Agent が処理します。財務担当者は抽出された差異のみを確認し、その後に支払いを承認します。請求書1枚につき約5~10分です。

01

これまでのやり方

  1. 01仕入先の請求書を受け取り、品目と伝票番号を項目ごとに読み取る
  2. 02ERP で対応する検収明細を検索する
  3. 03品目、数量、伝票番号を1件ずつ照合し、不一致項目を抽出する
  4. 04問題がないことを確認後、ERP で一致した検収データを消し込み、経理部門へ支払いを依頼する

所要時間400件超の明細がある請求書1枚につき、熟練者で約35~60分

請款單_SP-INV-2609-018.pdf1 / 1
範例精密ファスナー株式会社
支払請求書
番号
SP-INV-2609-018
日付
2026-09-26
項番品目番号数量単価検収伝票番号
6NT-M85,0000.62RC-2609106
≠7NT-M104,0000.95RC-2609107
8NT-M122,5001.48RC-2609108
11FW-M86,0000.28RC-2609111
≠12FW-M105,0000.36RC-2609112
13FW-M123,0000.52RC-2609113
20FN-M83,0000.98RC-2609120
≠21SS-HX-M8-301,0005.20RC-2609121
!26TR-M10-100020038.00RC-2609186
27ST-M12-806009.40RC-2609127
小計
111,570
消費税5%
5,578
合計
117,148
全30項目のうち、10項目を抜粋
担当承認
1 / 1
範例機械 ERP購買 › 検収明細
検収明細検索
仕入先範例精密ファスナー株式会社検収日2026-09-01から2026-09-30
検収伝票番号品目番号検収数量単価検収日
RC-2609106NT-M85,0000.622026-09-08
≠RC-2609107NT-M103,9500.952026-09-08
RC-2609108NT-M122,5001.482026-09-09
RC-2609111FW-M86,0000.282026-09-11
≠RC-2609112FW-M105,0000.342026-09-12
RC-2609113FW-M123,0000.522026-09-12
RC-2609120FN-M83,0000.982026-09-19
≠(RC-2609121は該当なし)
!RC-2609126TR-M10-100020038.002026-09-24
RC-2609127ST-M12-806009.402026-09-24
請求書に対応する検収行のみを抜粋
全 10 件1 / 1 ページ
上図はイメージです。この支払請求書では10項目を抜粋しています。項番7は数量、項番12は単価が異なり、項番21の検収伝票番号は ERP に存在せず、項番26の検収伝票番号は ERP と1文字異なります。実際の請求書には400件超の項目があることが多く、このように全項目を照合しなければ、これらの差異を見つけられません。
02

AI Agent に任せた後

  1. 01
    すること請求書と ERP の検収明細を読み取る
    基準2つのデータを別々に読み取り、検収伝票番号を使って請求書の各明細を ERP の検収記録に対応付ける
    成果物検収伝票番号で統合した照合リスト
  2. 02
    すること1件ずつ照合する
    基準品目番号、数量、単価がすべて一致した場合のみ一致とします。検収伝票番号が対応しない場合は、品目番号、数量、単価を使って ERP 内の類似する検収記録を検索します。
    成果物一致、差異あり、検収記録なしの3分類
  3. 03
    すること金額差を計算する
    基準数量が異なる場合は数量差に単価を掛け、単価が異なる場合は単価差に数量を掛けます。各明細に計算式を付け、財務担当者が直接検算できるようにします。
    成果物各差異の金額
  4. 04
    すること差異を整理して財務部門へ渡す
    基準不一致の各明細について、請求書と ERP の数値、差異の内容、最初に確認すべき担当者を記載します。さらに、ERP にはあるものの請求書で参照されていない検収伝票も逆引きして一覧化します。
    成果物差異表と要約を作成し、処理可能な件数と事前確認が必要な件数を示します。支払うかどうかは財務担当者が判断します。

所要時間人による確認を含めて約5~10分

人による承認
AI Agent は差異を検出し、最初に確認すべき担当者を示した時点で処理を止めます。支払うか、いくら支払うかは財務担当者が判断し、照合結果を確認した後、一致した検収データのみを ERP で消し込んで支払います。
使用するプラットフォーム機能
スキル、連携

審査・照合タスクでは、照合基準を明確にすることを推奨しています。このケースでは ERP の検収明細が基準です。出力は差異と例外のみに絞り、最後に業務を理解している担当者が確認します。顧客の現場でよく見られる失敗の一つは、AI による差異判定をそのまま承認結果として扱うことです。

画面は繁体字中国語版のものです。

01請求書と検収明細をアップロード

EgentWrX の対話画面:担当者が仕入先の請求書と ERP の検収明細の2つの Excel ファイルをアップロードしています。指示には、検収伝票番号で1件ずつ照合し、金額差には計算式を付け、支払うかどうかは自身で判断すると記載されています。
  1. 1仕入先の請求書と ERP の検収明細の2つのファイルをアップロードします。
  2. 2検収伝票番号で対応付け、2つの表を出力し、金額差には直接検算できる計算式を付けるよう指示します。支払うかどうかは人が判断します。

02実行プロセス

EgentWrX の実行画面:AI Agent が請求書と検収明細を別々に読み取り、検収伝票番号で統合して照合しています。各ツールの処理と照合条件が画面に表示されています。
  1. 12つのファイルを別々に読み取った後、検収伝票番号で統合して照合します。
  2. 2品目番号、数量、単価を1件ずつ照合し、該当なし、差異あり、一致の項目を抽出します。

03差異表

EgentWrX の表形式画面:不一致の4件を差異表にまとめ、各明細について請求書と ERP の値、差異の内容、金額差、最初に確認すべき担当者を記載しています。
  1. 126件目は請求書の検収伝票番号と ERP が1文字だけ異なり、品目番号、数量、単価はすべて一致しています。
  2. 221件目は ERP に検収記録がありません。
  3. 3金額差には計算式が付いており、財務担当者が直接検算できます。
  4. 4各明細に、最初に確認すべき担当者が示されています。

04未参照の検収伝票と要約

EgentWrX の結果画面:ERP にはあるものの請求書で参照されていない検収伝票を逆引きして一覧化し、考えられる理由を説明しています。最後に、26件は処理可能、4件は事前確認が必要と要約し、支払うかどうかは人が判断します。
  1. 1ERP にはあるものの請求書で参照されていない検収伝票も逆引きして一覧化し、請求書の伝票番号が1文字誤っていると判断しています。
  2. 226件は処理可能、4件は事前確認が必要で、要確認金額は合計5,347.5元と要約します。
  3. 3支払うか、いくら支払うかは人が判断し、AI Agent は支払いの判断を行いません。
03

数値

月間の推定削減時間は8~30時間

35–60分熟練者が400件超の明細がある請求書1枚を手作業で照合し、ERP で消込を完了
5–10分AI Agent が実行し、その後に人が確認
235時間請求書照合は同社の20件の重点タスクの一つであり、20件のタスク全体で削減できる月間作業時間

出典:智慧方案が支援する非公開の自動車部品メーカー

04

よくある質問

仕入先ごとに請求書の形式が異なっても、AI Agent は読み取れますか?
読み取れますが、段階的な対応を推奨します。同じ種類の帳票に十数種類の仕入先フォーマットがある場合、第1段階では使用頻度が高い数種類を対象とし、それ以外の例外は担当者が処理します。その後、対象範囲を徐々に拡大します。これは標準化業務に対する当社の推奨方法でもあります。
AI Agent の照合後、そのまま支払えますか?
支払えません。照合結果を担当者が確認し、一致した検収データのみを ERP で消し込んで、経理部門へ支払いを依頼します。AI Agent の役割は差異を見つけ、財務担当者が不一致の明細だけに時間を使えるようにすることです。
ERP との接続は必須ですか?
必須ではありません。このプロセスでは ERP 内の検収明細を照合基準とします。SQL MCP Server との連携により、AI Agent がリアルタイムデータを直接照会できる構成を推奨します。未連携の場合でも、上記のデモのように、エクスポートした明細ファイルを使って実行できます。接続方法は、貴社で使用している ERP と導入構成に応じた検討が必要です。まずは無料相談をご予約ください。
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