SCENARIO 09·財務·標準化業務
紙やスキャンの書類は、1枚ずつ内容を見ながらシステムへ入力する必要があります
書類や請求書を受領すると、経理担当者が日付、取引先、品目、金額などを1件ずつシステムへ入力してデータを登録し、その後の確認や仕訳に使用できる状態にします。
判断を要する作業ではありませんが、件数が多く、紙、スキャン、手書きなど形式もさまざまです。数字を1つ誤入力しても後工程の照合まで見つからず、元の書類を探す作業にも時間がかかります。当社が支援した自動車部品メーカーでは、初期段階で安定運用できたタスクが書類認識、データ登録、照合に集中しています。入出力が明確で、誤りも見つけやすいためです。
ひと目でわかる
これまでのやり方
- 紙・スキャン書類を受領
- 日付・品目・金額を項目別に読み取り
- システムへ入力し、データを登録
- 誤入力項目を抜き取り確認
つまずく点
書類には印刷、スキャン、手書きが混在し、形式もさまざまです。数字を1つ誤入力しても後工程の照合まで見つからず、元の書類を探す作業にも時間がかかります。
AI Agent に任せた後
- 紙・スキャン書類を受領
- 日付・品目・金額を項目別に読み取り
- システムへ入力し、データを登録
- 誤入力項目を抜き取り確認人による承認
項目の認識、定型形式への整理、金額の検算は AI Agent が処理します。判読不能、項目不足、金額を計算できない書類は個別に示し、担当者が全データを確認してからシステムへ入力します。
これまでのやり方
- 01紙またはスキャンの書類と請求書を受領
- 02日付、取引先、品目、金額を項目ごとに読み取り
- 03システムへ入力し、データを登録
- 04抜き取り確認、または誤入力した項目を再確認
| 項番 | 品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 六角穴付きボルト M8×30 | 2,000 | 2.85 | 5,700 |
| 2 | 六角ナット M8 | 5,000 | 0.62 | 3,100 |
| 3 | 平座金 M8 | 6,000 | 0.28 | 1,680 |
| 小計 | 10,480 | |||
| ! | 営業税 5% | |||
| 合計 | 11,004 |
| 品名 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| A4 コピー用紙 | 5 | 箱 | 300 | 1,500 |
| トナーカートリッジ | 1 | 本 | 360 | 360 |
| ≠合計ニュー台湾ドル(漢数字) | 壱千六百八十元ちょうど | |||
| ≠数字:NT$ | 1,860 |
| 項目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|---|
| ≠パレット輸送 台中→高雄 | 3 | 枚 | 450 | 1,530 |
| 遠隔地割増 | 1 | 回 | 200 | 200 |
| 合計 | 1,730 |
AI Agent に任せた後
- 01すること書類項目を認識基準各書類から書類種別、発行元、宛先、伝票番号、日付、品目、数量、単価、金額、税額、合計を読み取り、民国年を西暦に換算成果物1品目1行のデータ登録用データ
- 02すること書類ごとに金額を検算基準各行の数量×単価が金額と一致するか、各行の合計が小計または合計と一致するか、領収書の漢数字と数字の金額が一致するかを確認成果物金額検算結果
- 03すること人による確認が必要な箇所を表示基準判読不能または空欄の項目は空欄のままとし、伝票番号や前後の文脈から補完しない。金額が一致しない場合は計算結果に修正せず、書類の記載どおりに転記成果物書類、項目、記載内容、不一致箇所を明記した確認リスト
- 04すること担当者の確認後にシステムへ入力基準Excel ファイルを添付し、書類の再発行を依頼するかは人が判断成果物担当者が全データを確認した後、会計システムへ入力
- 人による承認
- 第4ステップは人が担当します。AI Agent が作成するのはデータ登録用の下書きであり、担当者が確認してからシステムへ入力します。
- 使用するプラットフォーム機能
- スキル、連携
この顧客は導入前に、手書き書類、スキャン画像、異常項目を使ってテストし、その後に本番運用へ移行して保守担当者を指定しました。この手順は実施する価値があります。認識エラーが最も起きやすいのは、形式が標準化されていない書類だからです。ここで扱うのは認識とデータ登録のみです。請求書を ERP の検収明細と突合する作業は、別の請求書照合タスクです。
画面は繁体字中国語版のものです。
01書類と指示をアップロード

- 1請求書、領収書、運賃請求書のスキャンファイル3点をアップロード。
- 2日付は西暦に統一し、民国年を換算。
- 3書類ごとに金額を確認し、領収書の漢数字と数字が一致するかも照合。
- 4判読不能または空欄の項目は空欄にし、金額は書類どおりに転記して修正しない。
02処理の実行

- 13点の書類を1点ずつ読み取り。
- 2データ登録用の Excel を生成し、数式を再計算して誤りを確認。
03人による確認が必要な箇所

- 1配車日が汚れで隠れているため空欄とし、伝票番号から推定していません。
- 23 × 450 は 1,350 ですが、書類には 1,530 と記載されています。記載どおりに転記し、差異を表示しています。
- 3領収書の漢数字 1,680 と数字 1,860 が一致していません。
- 4税額欄は空欄のままとし、差額が 524 であることだけを示して、数値を補完していません。
04金額照合表

- 1民国年の日付を西暦へ換算済み。
- 2税額が空欄のため、この項目は「確認不能」と表示。
- 3領収書の漢数字と数字の金額が一致していません。
- 4数量×単価と書類記載の金額が一致していません。
数値
「書類データ認識」で月間推定 4~12 時間、「請求書データ登録」で月間 4~10 時間を削減
出典:Intellicon Solutionsが支援した自動車部品メーカー1社(社名非公開)
よくある質問
- 請求書照合とは何が違いますか?
- 請求書照合は、請求書を ERP の検収明細と1件ずつ突合して差異を見つける作業です。ここで扱うのは、書類上のデータを認識してシステムへ入力する作業であり、照合は行いません。両者は連続した工程として、先にデータを登録し、その後に照合できます。
- 手書きや不鮮明な書類はどう処理しますか?
- 判読できない項目は個別に示して担当者の確認対象とし、AI Agent は数値を推測して補完しません。本番運用前に手書き書類、スキャン画像、異常項目を使ってテストし、認識結果が安定していることを確認してから正式に使用することも推奨します。
- 会計システムや ERP との接続は必須ですか?
- 必ずしも必要ではありません。認識したデータは最終的に会計システムや ERP システムへ入力するため、SQL MCP Server と連携し、AI Agent がシステム内のリアルタイムデータと照合してファイルを直接作成できるようにすることを推奨します。未連携の場合でも、上記のデモのように、まず所定形式のファイルを出力し、担当者がシステムへインポートできます。接続方法は、貴社が使用する会計システムや ERP システム、および導入構成に応じた評価が必要です。まずは無料相談をご予約いただけます。
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