SCENARIO 12·営業·審査・照合
新旧2版の競合企業リストから、追加・削除された企業を1件ずつ照合
競合企業リストが更新されるたびに、新版と旧版を1件ずつ照合し、今回追加された企業と削除された企業を特定する必要があります。
リストが短ければ難しくありませんが、長くなると多くの時間がかかります。問題は表記で、同じ企業が2つの版で正式名、略称、英語名として記載され、異なるように見えても同一企業の場合があります。逆に、似た名称でも別企業の場合があるため、すべての項目を人が判断しなければなりません。1件でも見落とすと、差分リストが不完全になります。
ひと目でわかる
これまでのやり方
- 新旧2版のリストを取得
- 追加・削除を1件ずつ照合
- 表記違いが同一企業か判断
- 確認後に差分リストを提出
つまずく点
同じ企業が2つの版で正式名、略称、英語名として記載され、異なるように見えても同一企業の場合があります。逆に、名称がよく似ていても別企業の場合があるため、すべての項目を人が判断する必要があります。1件でも見落とすと差分リストが不完全になります。
AI Agent に任せた後
- 新旧2版のリストを取得
- 追加・削除を1件ずつ照合
- 表記違いが同一企業か判断
- 確認後に差分リストを提出人による承認
1件ずつの照合と、同一企業の可能性がある項目の抽出は AI Agent が行い、各組に判断根拠を添えます。同一企業かどうかは業務に詳しい担当者が確認し、AI Agent は自動的な統合や削除を行いません。
これまでのやり方
- 01新旧2版の競合企業リストを取得
- 021件ずつ照合し、追加・削除項目を特定
- 03表記が異なる場合、同一企業かを個別に判断
- 04差分リストにまとめ、後続の利用者に引き渡す
| 番号 | 会社名 | 英語名 | 地域 |
|---|---|---|---|
| 1 | 範例精機株式会社 | EXAMPLE PRECISION MACHINERY | 台中市 |
| !2 | 範例精工株式会社 | EXAMPLE PRECISION WORKS | 彰化県 |
| 3 | 範例鋳造株式会社 | EXAMPLE CASTING CO., LTD. | 台南市 |
| 6 | 範例ベアリング株式会社 | EXAMPLE BEARING CORP. | 新北市 |
| !9 | 範例精密工業株式会社 | EXAMPLE PRECISION INDUSTRY | 桃園市 |
| !7 | 範例ファスナー株式会社 | EXAMPLE FASTENER | 高雄市 |
| !8 | 範例ねじ工業株式会社 | EXAMPLE SCREW INDUSTRY | 台南市 |
| 18 | 範例熱処理株式会社 | EXAMPLE HEAT TREATMENT | 台南市 |
| (旧版にはなし) | |||
| 項番 | 会社名 | 略称 | 英語名 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 範例精機株式会社 | 範例精機 | EXAMPLE PRECISION MACHINERY | |
| !(新版にはなし) | ||||
| 9 | 範例鋳造(株) | 範例鋳造 | EXAMPLE CASTING CO. | |
| 11 | EXAMPLE BEARING CORP. | 範例ベアリング | EXAMPLE BEARING CORP. | |
| !15 | 範例精密科技株式会社 | 範例精密 | EXAMPLE PRECISION INDUSTRY | |
| !18 | 範例ファスナーグループ株式会社 | 範例ファスナー | EXAMPLE FASTENER GROUP | 2026-08に範例ファスナーと範例ねじ工業が合併 |
| !(前行に統合、備考:2社が合併) | ||||
| (新版にはなし) | ||||
| 6 | 範例オートメーション株式会社 | 範例オートメーション | EXAMPLE AUTOMATION | |
AI Agent に任せた後
- 01すること照合基準を指定基準担当者が指定した新版を基準とし、2つの版で項目や並び順が異なっても照合成果物2つの版を1件ずつ対応付け
- 02すること同一企業かを判断基準会社名、略称、英語名を総合して確認します。名称がよく似ていても英語名や地域が異なる場合は同一企業とせず、その理由を別途説明します。不明な場合は疑わしい項目のリストに入れます。成果物一致、同一企業の可能性、追加、削除の4分類
- 03すること判断根拠を記載基準同一企業の可能性がある各組について、英語名が同じ、略称が同じ、新版の備考に合併と記載されているなどの根拠を示し、表記違い、社名変更、合併のいずれかを明記成果物疑わしい項目のリストと根拠
- 04すること担当者に確認を依頼基準項目を一覧化するだけで、自動的な統合や削除は行わず、最後に2つの版の企業数と各分類の企業数を記載成果物担当者が疑わしい項目を確認した後、差分リストを後続の利用者に引き渡す
- 人による承認
- 同一企業の可能性がある項目は人が判断します。表記が異なる企業が実際に同一企業かは人が決定し、AI Agent は疑わしい項目を抽出して根拠を示すだけで、自動的な統合や削除は行いません。
- 使用するプラットフォーム機能
- スキル
審査・照合タスクでは、明確な基準文書、項目、ルールを設け、出力は差分と例外のみに絞り、最後に業務に詳しい担当者が再確認することを推奨します。照合基準となる版が同時に2つ存在する場合も、どちらが有効かを人が先に確認する必要があるため、ステップ1で基準版を指定します。
画面は繁体字中国語版のものです。
012つの版のリストと指示をアップロード

- 16月版と9月版の2つのリストをアップロードします。項目と並び順は異なります。
- 2会社名、略称、英語名を総合して同一企業かを判断します。
- 3同一企業の可能性がある項目は判断根拠を示し、社名変更と合併もこの分類に入れます。
- 4疑わしい項目は一覧化するだけで、自動的に統合や削除を行いません。
02実行プロセス

- 12つのリストを個別に取り込みます。
- 26月版と9月版を順番に分析します。
- 3新版の略称、英語名、備考欄を読み取り、同一企業かの判断に使用します。
03同一企業の可能性がある4組

- 1表記違い:「(株)」は略記で、英語名の違いはLTD.のみです。
- 2新版の会社名欄には英語名が入力されており、略称と英語名から同一企業と判断します。
- 3社名変更:英語名が完全に同じで、中国語名が「工業」から「科技」に変更されています。
- 4合併:新版の備考に基づき2社が1社に合併したものとし、2社の削除と1社の追加には分類しません。
04追加、削除、統合しない項目の説明

- 19月版にのみある3社を追加として一覧化します。
- 26月版にのみある3社を削除として一覧化します。
- 3名称は1文字しか違いませんが、英語名と地域がともに異なるため、同一企業として統合しません。
- 4同一企業の可能性がある4組はそのまま一覧化し、担当者の確認後に同僚へ引き渡します。
数値
毎月推定12~30時間を削減
出典:Intellicon Solutionsが支援した自動車部品メーカー1社(社名非公開)
よくある質問
- 同じ企業の表記が2つの版で異なっていても照合できますか?
- 同一企業の可能性がある項目を抽出できます。AI Agent は、同一企業の可能性がある表記違いの名称を個別に一覧化し、担当者の判断に委ねます。自動的な統合は行いません。また、よくある表記の対応関係を対照表として AI SOP に記載すれば、その後の照合をより安定させられます。
- 照合後にリストを直接更新できますか?
- できません。差分リストは担当者が確認した後に、後続の利用者へ引き渡します。AI による差分判定をそのまま結果として扱うことは、顧客の現場で最もよく見られる審査・照合の失敗原因だからです。
- なぜ基準となる版を先に指定する必要がありますか?
- 照合の信頼性を確保するには、明確な基準が必要だからです。照合基準となる版が同時に2つ存在する場合は、どちらが有効かを人が確認してから照合を開始する必要があります。そうしなければ、追加と削除が逆に一覧化される可能性があります。
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