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CASE 04·自動車部品 · 精密プレス

至興精機(FBT) × Intellicon Solutions

手順は決まっているが煩雑な仕事から着手 AI をインフラとして扱う短期のプロジェクトにしない

30+ 年精密プレスとブレーキディスクの技術蓄積
数時間数分帳票のとりまとめ
台湾最大のプレス部品メーカー
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導入前の状況

至興精機(4535)は台湾最大のプレス部品メーカーであり、二輪車用ブレーキディスクでは世界三大メーカーの一角を占め、顧客は欧米とアジアに広がっています。技術でも市場でも先行する立場にありますが、製造業に共通の課題は同じようにありました。繰り返しの多い大量のデータ処理と、システムをまたぐ統合に時間がかかることです。

日常の管理業務に見えるこうした作業が、少しずつ組織の効率を削る見えないコストになっていきます。経営判断をその場のデータで裏づけられず、人材がより価値の高い創造的な仕事に向かいにくい状態でもありました。

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目指したこと

  • 繰り返しの多いデータ処理と、システムをまたぐ統合に時間がかかる問題を解消する
  • 人手による突き合わせのミス率と時間のコストを下げる
  • 改良を続けられ、部門をまたいで横展開できる AI SOP を整える
  • 社員の時間を空け、サプライヤーとの関係づくりと業務改善に振り向ける
  • AI を成長を加速させる中核の原動力にする
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Intellicon Solutions のアプローチ

至興精機は Intellicon Solutions と組み、「手順は決まっているが煩雑」「種類の異なるものを人手で突き合わせる必要がある」「人手でやるとミスが出やすく時間もかかる」という項目から優先的に着手しました。

  1. 01課題を絞る:繰り返しが多く標準化された業務から先に改善する
  2. 02ノーコードでの開発:プラットフォーム自体にプログラミングが不要で、各部門の社員がすぐに扱えるようになる
  3. 03職能をまたぐ協働:フロント・ミドル・バックの異なる職能にまたがる AI Agent を構築する
  4. 04人材の育成:社内に AI チームをつくり、開発研修を開いて、自分たちで改良できる力を養う
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活用場面:主要業務の AI 化

在庫管理
データ分析を自動化し、時間のかかる突き合わせと検索の作業を解消
購買の照合
照合作業の時間を大幅に短縮し、正確さと効率を高める
工数管理
人員の工数集計と分析の流れを改善
営業と生産
導入初期は生産管理とバックオフィス業務に適用し、対象を広げ続けている
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主な成果

効率の飛躍
これまで数時間かかっていた帳票のとりまとめが数分で完了
資産の蓄積
ノウハウを AI SOP に変え、企業に残り続けるデジタル資産にした
価値の移動
空いた時間をサプライヤー関係の改善など、戦略的な仕事に配分し直した
素早い検証
生成 AI が日々の業務に本当に使え、実質的な効果を生むことをチームが体感した
発想の誘発
開発が手軽で速いため、社内からさらに多くの活用アイデアが出るようになった
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経営層のコメント

「至興が精密プレスとブレーキディスクの分野で築いてきた技術と市場での立場は、30 年以上の積み重ねの成果です。世界的に製造業の競争が激しくなるいま、至興は AI Agent の導入によって、企業の運営効率を全面的に高めていきます。AI は効率を上げる道具にとどまりません。わたしたちがどう管理し、どう意思決定し、どう革新するのかを定義し直す機会でもあります。AI をすべての重要な業務に浸透させ、データで経営判断を動かす。そうしてはじめて、国際市場で先行を保ち続けられます。」
— 至興精機 社長 吳宗明
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パートナーからの評価

「至興精機の事例でいちばん価値があるのは、AI Agent を何本導入したかではありません。彼らが AI を短期のプロジェクトではなく、長期のインフラとして捉えたことです。台湾には非常に厚い製造業の蓄積があります。伝統的に見える製造業でも、業務を整理し、知識を構造化し、AI SOP を整えることに資源を投じる意思があれば、AI は改良を続けられる資産になります。」
— Intellicon Solutions COO 陳旻筠
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これから

至興にとって、これはデジタル変革の出発点にすぎません。すでに AI の適用先をさらに広げ、より多くの部門と生産ラインの効率を改善し、世界の地政学的な変化に対応できるよう、経営の粘り強さと反応の速さを高める計画が立てられています。

至興精機は自らの実践を通じて、台湾の製造業に実行可能な変革の道筋を示しました。台湾の産業には機会があります。必要なのは新しい発想と道具で、自社の中核的な競争力をもう一度捉え直すことです。

これから至興は AI を企業のインフラとして扱い続けます。必要が生じたときに数時間で対応する Agent をつくれるようにし、業務の変化に合わせて柔軟に調整できるようにして、コスト削減と効率向上を一過性ではなく長く続く取り組みにしていきます。

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