Intellicon Solutions は、自社開発の「EgentHub|企業向け AI Agent 管理プラットフォーム」により、2026 年 台湾・経済部「智慧創新大賞」(Best AI Awards)のスタートアップ・中小企業部門 AI 応用カテゴリーで佳作を受賞しました。国家レベルの AI コンペティションで評価をいただくのは、今回が初めてではありません。
▲ 2026 年 台湾・経済部「智慧創新大賞」授賞式の会場。
この賞について
台湾・経済部「智慧創新大賞」は、台湾で最も指標性の高い AI イノベーションコンペティションの一つです。多様な AI の応用を促し、産業への効果を生み、必要な人材を育てることを目的としています。今回のスタートアップ・中小企業部門は競争が激しく、応募作品はブレイン・マシン・インターフェース、AI セキュリティ、スマート医療から衛星による防災まで多岐にわたりました。技術志向の作品が並ぶなかでの受賞は、「企業における AI の定着」という主題を審査員が重く見たことの表れだと考えています。
Intellicon Solutions が取り組んでいること
企業の AI 変革でつまずくのは、たいてい次の三点です。技術的な敷居が高いこと、知識が社内に残りにくいこと、そして社員が変化に抵抗すること。Intellicon Solutions のやり方は、エンジニアでなければ扱えない開発ツールを渡すことではありません。営業、購買、品質保証、人事といった各部門の社員が自分で使えるようにしたうえで、FDE(Forward-Deployed Engineer)による伴走型のコンサルティングを組み合わせます。SOP の整理、データクレンジング、プロンプト設計まで踏み込み、ベテラン社員のノウハウを、社内に残せて複製もできる AI Agent に変えていきます。
業種を越えた導入実績
現時点で Intellicon Solutions は 200 社を超える企業の導入を支援し、累計 10,000 本を超える AI Agent が構築され、週間アクティブユーザーは 5,000 名を超えています。製造業、繊維業、飲食チェーンから化学工業まで、活用場面はレポートの自動化、輸入通関書類の取りまとめ、営業見積の補助、カスタマーサポートの自動応答、会員の購買分析などに広がっています。
その七割以上の AI Agent が技術者ではない利用者自身の手で作られ、維持されています。これは「AI の民主化」の最も具体的な成果です。企業は「AI サービスを借りる」段階から「AI を資産として持つ」段階へ進み、デジタル変革の顧客ではなく主体になります。
単体のツールから、組織の協働能力へ
今回の受賞は現時点の成果への評価であり、前へ進むための力にもなります。Intellicon Solutions はこれまでの Agentic Workflow の設計と経験をもとに改良を続け、社内の AI が単体のツールにとどまらず、分担と引き継ぎのできる仮想的な協働チームになる状態を目指します。
台湾の製造業と伝統産業にも、引き続き深く関わっていきます。こうした現場こそ AI へのニーズが最も現実的であり、本当に定着する解決策が最も求められる場所だからです。
企業が自ら AI Agent を構築し、活用し、広げ続けられるようになったとき、AI は新しいツールの一つではなく、企業の新しい能力そのものになります。これからは社内の一人ひとりが自分の AI Agent を持ち、創造力と生産性を高めていくことになるでしょう。